石川県白山市の相続と終活の総合相談窓口、I&I STORIES -相続終活相談デスクの村田です。
突然ですが、日本の面積はどれくらいかご存じでしょうか?
一般財団法人国土技術研究センターのHPによれば、日本の面積は377,971㎢だそうです。
現在、その日本の土地についてある問題がクローズアップされています。
「所有者不明土地」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
土地は不動産登記制度によってその状況や権利関係が管理されていますが、様々な理由で所有者不明となっているものがあるのが現状です。
一口に「所有者不明土地」といっても、ご自身の周りでそのような話を聞いたことがあるという方は少ないのではないでしょうか。
面積にしてコンマ数%の話くらいだと思ってしまいますが、実はそうでもありません。
正確なところは不明ですが、「所有者不明土地」を合計すると九州ほどの面積になると言われております。
一般財団法人国土技術研究センターによれば、九州の面積は42,231㎢で、日本全体の約10%を占めています。
九州と同程度、つまり国土の10分の1が所有者不明というのはなかなかに危うい状況だと言えるでしょう。
さて、そんな「所有者不明土地」ですが、相続登記に関して義務化となる見込みです。
義務化となる見込み・・・ということから分かるように、これまで土地を相続してもその登記は義務ではありませんでした。
登記を行うのも無料ではありませんし、権利の帰属について争いがある土地などそこら中にあります。
しかし、今後どのような仕組みになるかはまだハッキリしていませんが、登記が義務付けられれば所有者不明土地問題の一部は解決の方向に向かうでしょう。
なお、所有者不明土地にかかる固定資産税などの税金についても、使用者を所有者とみなして課税する方向のようです。
土地は家屋と違って半永久的に残るものであり、相続のたびに権利が移転することになります。
相続税の申告書を作成する際にも名義がご先祖様のままになっているケースが多く見受けられますが、そういった状況は将来のトラブルの原因となるものであり、可及的速やかに対処が必要となります。
I&I STORIES -相続終活相談デスク-はそのようなトラブルを予防するためのご相談も受け付けております。
ご相談、お待ちしております。